既存の瓦をめくり、処分します(この現場では、レッカーを使い作業しました)。古い瓦浅(瓦を留めてある木)を落とします。屋根の上のごみを取り除きます。(出ている釘は、抜きます)
清掃後、木工事補修をします(端小舞の腐り補修や、小舞の折れ等の補修)。下地の屋根補強(耐水合板施工や野地板施工)今回は、合板施工で行いました。
※強度を増すため、下地の凹凸を減らすため
下葺き材の施工(色々な種類がありますが、今回は樹脂系の下葺き材で浅野化学工業(株)のノンストップループを使いました)
※仮に瓦が破損しても、下に水が回らないようにする為、下地の補強材の保護の為、屋根全体の寸法を測り、登りの墨を打ちます。
※瓦浅木を留める為の印です。
鉄釘にて、隅に合わせて桟木を留めます。
※垂木にしっかり利くように長さを吟味して桟木の接いである所は、補強します。
桟木の施工幅の墨をします。
※瓦を並べるための印です。
瓦揚げ機やレッカー等を使用して、葺きやすいように瓦を屋根の上にわけます。
※今回は、レッカーを使って荷揚げをしました。ちなみに使用瓦は、小松製瓦(株)53判、黒色です。
瓦葺きは銅線留めやステン釘での留め付け方法があります。今回は、ステン釘使用の全面留め付けで施工しています。
※袖部分軒部分は、補強ビスを使い3点留めとなっています。
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